女子DFBポカール(日本でいう皇后杯)2022 決勝戦に、ボランティア・スタッフとして参加しました。
女子DFBポカール決勝戦のボランティア・スタッフの応募を初めて見たのは2018年でした。予定があわず参加できないうちに、2020年と2021年はコロナ禍により無観客試合となり、2022年にようやくボランティアとして参加することができました。
ここでは応募から当日までの流れ(スケジュール)を振り返ってみたいと思います。
スケジュール
約1ヶ月半前
ボランティア・スタッフの応募を知ったのは試合開催日から遡り約1ヶ月半前でした。
女子DFBポカール2023 決勝戦のボランティア・スタッフ募集は約4ヶ月程前から応募を始める予定とのことなので、今回(2022年)も実際は約4ヶ月程前から募集が始まっていたのではないかと推測しています。
約1ヶ月前
応募締め切り
3週間前
ボランティアとして選ばれたことの通知をEメールにて受けました。
今後、ニュース・レター(Eメール)にて重要な情報を送るとのこと。
試合終了の笛が吹かれてから直ちに表彰台を設置するボランティア・スタッフが約50人必要。表彰台設置に参加するボランティア・スタッフは、設置のリハーサルへの参加必須。
ボランティア参加応募時には、試合当日の午前に表彰台設置のリハーサル実施を予定していたが前日の午後6時開始に変更になった。リハーサルの所要時間は約1時間。
表彰台設置リハーサルの参加希望を含めたボランティア参加の可否について再確認し、期日(試合より約2週間前)までに返信すること。
Rückmeldung zu deiner Bewerbung … – Zusage.
wir freuen uns sehr dir mitteilen zu können, dass du als Volunteer … ausgewählt wurdest.
… ca. 50 Volunteers benötigt, welche direkt mit dem Abpfiff die Ehrungsbühne und das Pressepodest aufbauen.
In den kommenden Wochen erhältst du … Eckdaten.
Wir freuen uns auf deine Unterstützung und ein großartiges Event!
10日前
ニュース・レター1
ボランティアとして担当するチーム(観客を座席へ案内するチーム)へ割り当てた旨(Dein Einsatzbereich: Zuschauer*innenbetreuung)、また以下の内容について通知を受けました。
- プロジェクト・リーダー(2人)の紹介
地域協会にてボランティアプロジェクトを担当。各プロジェクトの当日までの計画、当日の全工程に責任を持つ。地域協会にてフルタイム勤務。マーケティング担当でもあり、パートナーやスポンサーとの協力関係にも責任を持つ。
- ボランティア・マネジメント(4人)の紹介
立ち入り許可証を発行したり、ボランティア・スタッフ向けのユニホームを準備したり、当日各プロジェクトチームをケアしたりしてプロジェクトをサポートする。
- スタジアムまでのアクセス
- スタジアム座席表
- 大まかなタイムプラン
キックオフは16時45分。集合時間は12時45分、集合場所はボランティア・センター(スタジアム内)。VIP入口前で集合との記載があったが実際にはボランティア・センターにて集合。任務は試合終了1時間半後までの見込み(正式な任務終了の通知を受けるまでは留まること)。注意: 延長戦、ペナルティーマークからのキックが行われる可能性も考慮に入れること。
Treffpunkt: am VIP-Eingang vor der Westtribüne (Haupttribüne)
Das Volunteer-Center befindet sich auch dieses Jahr wieder im „Alten Pressekonferenz Raum“ unterhalb der Westtribüne (Haupttribüne).
Voraussichtliches Einsatzende: ca. 1,5 Stunden nach Spielende (Es besteht Anwesenheitspflicht bis zum offiziellen Einsatzende; Achtung: Es kann zu einer Verlängerung oder Elfmeterschießen kommen)
4日前
ニュース・レター2
- ボランティア・チームリーダー(13人)の紹介
- 立ち入り許可証の受け取り
- ケータリング
- ユニホーム
- ファン・ファミリー向けフェスティバル
3日前
表彰台設置のリハーサルが2日後であることの再確認連絡を受けました。(Reminder Bühnenaufbauprobe)
前日
ニュース・レター3
安全上の手引きのまとめ(試合当日にもう一度説明あり)
不審物を見つけたら
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- まずは落ち着くこと、
- 触らない、
- 連絡網に従って(ボランティアスタッフはチームリーダーに、チームリーダーはプロジェクトリーダーに)報告する、
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スタジアムからの避難
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- まずは落ち着くこと、
- セキュリティスタッフの指示があるまではスタジアムを出ないこと、
- 安全にスタジアムから避難できるようになってから、ボランティアスタッフはチームリーダーに報告する。できればSMSやメッセンジャーを使い電話をかけない、
- そして、チームリーダーはプロジェクトリーダーに報告する、
- 追加の指示があるまで待つ
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試合開始前に雷が発生した場合
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- まずは落ち着くこと、
- 来場者に出来るだけ早くスタジアム内に入るよう伝える、
- 出来るだけ早くスタジアム内での避難場所を探す
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服装
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- 提供されたユニホームに着替えること、
- アディダスがDFB(ドイツサッカー連盟)のオフィシャルサプライヤーであるため、提供された服以外のもの(例えば、靴や帽子など)にアディダス以外のサプライヤーのロゴや文字が見えるものの着用は避けること
試合観戦
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- ボランティアの任務を終えた後、スタジアムの観客席に空席があれば観戦してよい
- また、観客席の出入り口近くで観戦することも可能だが、この場合は警備員の指示に従うこと
- VIPエリア、もしくはスタジアム内部に留まることは、任務を継続しているもしくは明確な指示がある場合のみ可能
行動規範
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- スタジアム内部、メディアゾーン、ミックスゾーンでの撮影は禁止
- 選手、審判団を撮影することも禁止
- 選手、審判団に話しかけることは厳禁(任務で必要な場合は除く)
当日の緊急連絡先
当日
早めに現地に到着しました。立ち入り許可証を指定場所で、ボランティア・センターでユニフォームを受け取り、そこで集合時間まで待機していました。
集合時間を少し過ぎてから、プロジェクト・リーダーによるボランティア・プロジェクトの概要についてプレゼンテーションが始まりました。その後、割り当てに従い各チームに分かれ、チーム・リーダーより説明を受けました。
私が割り当てられたのは観客を座席へ案内するチームで、私のチーム・リーダーより、警備員との役割の違い、視野を確保するための立つ位置と角度、担当するスタンドのエリアを(チームリーダーを含めて5人で)どのように分担するか(それぞれが立つ位置)を決める、また、試合開始15分後までには観客を座席へ案内するという任務は終了するので通知する、その後試合を観戦して良い等の説明を受けました。
任務終了後は、同じチームと仲間とスタンドのエリアを移動し試合を観戦しました。
予定があわず表彰台設置のリハーサルに参加できなかったので表彰台設置を担当することはできませんでしたが、試合と表彰式を観た後、少しボランティア仲間と話をしてから帰途につきました。
3日後
フィードバックの提供の依頼を受けました。
今後のミッションの遂行、参加者の経験をより良くする為、今回のプロジェクトに対する批判、ボランティア業務遂行の妨げとなったことなどについて、はっきりとした、また自由な表現を歓迎するとのこと。
11日後
ニュース・レター4
女子DFBポカール2022 決勝戦ボランティア・プロジェクトは本日をもって正式に終了。
フィードバック
まだであれば数日後までフィードバックの提供が可能。
フォローアップ・レポート
約100人がボランティア・スタッフとして参加。
写真
その後
今後、新たにボランティア・プロジェクトが始まり、スタッフを募集する場合は通知を受けることができるようになりました。
早速、以下のサッカー・インクルージョン・デーのボランティア・スタッフ応募の通知を受けましたが、今回は予定があわず参加できませんでした。今後、ボランティア・スタッフとしてもっと参加していきたいと思っています。