2018年3月27日に行われた日本代表対ウクライナ代表戦を現地で観戦することができました。
年に一度の更新講習会(地域協会)(LP: Leistungsprüfung) を一週間後に控え、競技規則に関する試験(ルールテスト)に向けて勉強をしている時期でしたので、「あ、ルールテストの問題例(地域協会作成)と同様のシーンだ」と思うシーンが。当日のテスト時間は限られているため、問題を見て答えをスラスラと書く必要があります。競技規則の復習に加えて、ドイツ語の表現を復習する、覚える時間も必要なので、準備を少し早めに始めています。
その問題例を紹介いたします。
Frage: Ein verletzter Spieler wird außerhalb des Spielfelds behandelt. Wann und wo darf dieser wieder eintreten und worauf muss der Schiedsrichter achten?
「選手がフィールドの外で治療を受けている。その選手はいつ、どこからフィールドへ復帰することができるか?また主審が考慮にいれるべきことは?」
Antwort: Zustimmung des Schiedsrichters nach Wiederaufnahme des Spiels. Das Spielgeschehen darf nicht in unmittelbarer Nähe sein. Während einer Spielruhe darf der Spieler von überall ins Spielfeld eintreten, während des laufenden Spiels nur im gesamten Bereich der Seitenlinien.
「プレーが再開され、主審の承認を得た後に、その選手はフィールドに復帰することができる。(インプレー中は)プレーの近くから復帰するべきではない。アウトオブプレーの時には基本的にはどこからでもフィールドに復帰することができ、インプレー中はタッチラインからのみ復帰することができる。」
後半44分10秒頃(映像では 1:32:30)からの映像です(映像の開始時間を指定しておりますので、クリックをするとそのシーンから見ることができます)。
日本代表の右サイドの酒井高徳選手から、三竿選手、左サイドの長友選手へとボールが渡る間に、ウクライナ代表の⑪マルロス選手がフィールドに復帰しましたが、長友選手にとっては、フィールドの外で治療を受けていた選手がプレー中に背後から突然現れたような形となりました。
残念ながら私が観戦していた位置からはタッチライン沿いが見えず、実際に⑪マルロス選手が復帰したタイミングを見ることができませんでしたが、長友選手、ベンチから出た声は良く聞こえました。
ちなみに、⑪マルロス選手が負傷して治療を受けるきっかけとなったシーンはこちらです。
その他、㉒植田選手への警告のシーンです。
[参考]
http://www.jfa.jp/national_team/samuraiblue/20180327/match_report/m1.pdf
https://www.jleague.jp/match/japan/2018/032701/live/